いろいろ書きます

久しぶりの~

2010年12月07日 | いろいろ書きます


いろいろです。

「ひとつの趣味を終えるとき」

1台の愛しい古い車を所有する。

車は多数の部品で成り立っている工業製品です。
いわゆる数年落ちの中古車であれば何も部品で困る事はありませんが
60~70年代のクラッシックカー且つ当時の生産台数の少ない車種となると
将来、部品が心配である。

旧車趣味の方、全員とは言わないが、その車に長く乗ろう~
または将来のレストアしよう、モディファイしよう~と思うと
部品を手に入るうちに買い集めておかねば!と、なります。

特に、初心者さんよりベテランさんの方がその傾向が強い。
それは、過去に部品で苦労したり、あの頃は安くいくらでも
手に入ったのに、その後、部品はレアな物になり高価になってしまった。
という実体験があるからこそ、その行動パターンが出来上がるのですね。

またその車種に詳しくなればなるほど、部品に興味が出てくる。
または部品を持っている事での安心感。
そして部品単体の価値もさることながらパーツの美しさ、骨董品的な時代を
感じさせるモノとして所有の喜びを感じさせてくれるのだろう。

車の仕上げる上で、キモとなる部品がリプロダクションのパーツでは
納得が行かない、本物志向の方であれば在るほど、車もさること
ながら部品コレクターになるわけです。

少し前に店にダンボール13箱とボディパネル数点が届いた。
着払い送料は26000円(笑)

僕の古い旧車乗り先輩からでした。


数年前に「その車」の趣味を終え、最近自宅を整理をしたところ多数の
部品が出て来たので僕にまとめて引き取って欲しいと久しぶりに連絡を頂いたのです。

価格は正確なところはお互い判らないし「まとめて~」なので
ざっと当時の購入金額の半分くらい~というものが彼の提示額でした。
それでも安い車が1台買えるほどの金額になりましたが^^;
気持ちよく買わせて頂いた経緯です。

到着し梱包を開封するとまぁ~出るわ出るわ、それも消耗品以外は
いわゆるレアな部品が大半を占めていた。ウレチィ!
KIで小売すれば儲かりそうですが(笑)それはしません。

破格とも言え無いし高くも無く業者として商売になる金額。
そんな妥当な金額を提示してくれました。

実は数年前も、ひょんな事からお知り合いになった方からも
110関連の部品をダンボール十数箱購入した事があります。

いずれの方も古くから乗っていた方なので、いわゆる当時物の部品が
大半で今では貴重な部品も多数ありました。

共通するのは、お二人とも、苦労して集めた部品の価値を
理解し、その部品を今後のKIで扱う車に使ってもらえれば
というニュアンスです。

必要な方に必要な時に使ってこそ部品だと、その窓口にKIを選んで
下さったわけです。

オークションなどで1点1点売ろうなどと考えもしないわけです。
僕もそうですが面倒くさいんですね(笑
KIのようにその車の扱い高が多いと使える事があるでしょう~というところと
個人さんにまとめて売るのは金額も張ってしまうのでお願いします~という
ところもあるでしょう。

お互いの信頼関係ありきですが、僕はこのような買取の場合
1点1点の細かい内容(コンディションや価格)は一切聞いてませんし
オーナーさんの「これくらいで~」という価格に対し何ら交渉は
していませんでした。

そこには「聞いてくれるな」というワードが存在しているのです。
最初からお互いに値段交渉、内容詳細などがあるのならKIに
僕に頼まないでしょうし大人としての阿吽の呼吸があるからこその
取引であります。

ダンボール多数の部品代金の元を取るには部品を小売しないKIは
(一般的には売らないという事)としては5年、いや10年かかるかも
しれませんが、KIで扱う車や顧客さんの車に徐々に使われて部品として
機能してゆく日がどの物にも約束されているのです。

もちろん、古き良き時代の部品は眺めて良し触って良しの世界
もあります。鑑賞して楽しむ~
またそれもいいものです。

こんな方がいました。

あるレアでデザインが美しいホイルを手に入れた。
この大のお気に入りのホイルをはかせるある車を探している。と。

車ありきで部品では無く、部品から車~という感覚もあるのですね!
でも僕はこれもとても気持ちが判ります。

しかし僕自身があまりにも一車種マニアではありません。
ここが肝心なのかもしれませんね。
あまりに部品収集家になると、それを集めるのが商売抜きでその行為
ばかり走ってしまい車集めよりも部品集めになってしまう。


持ち主はまた何時か、その車種をまた手に入れる~という気持ちが
残っている間は部品を手元に置いておくでしょうが、年齢的なものや興味の
対象ではなくなった時。

ひとつの趣味を終えるとき、その「モノ」を誰かに託す。

もちろん、その行為は「車」もそうでして。
KIは今年も多くの車両を個人さんから買わせて頂きました。

車、またその車の部品の事を書きましたが、あらゆる趣味において
同じ事が言えるかもしれませんね。

また「モノ」では無く、技術や経験、知識、知恵なども託す。

託す人、店はそれを受け入れる感性があるか?
そこも重要かもしれません。

インターネットの世界になり僕らのような業者が旧車の売買において
「店」として関わってゆくのがこの時勢もありますが年々厳しくなって
来ていると思います。

しかし、今回の部品も話もそうですが、弊社で販売した車が
または個人オーナーさん達がKIを選び、譲って頂けています。
そして道外から遠路はるばる来店して下さり、購入して下った方々もいます。

ありがたい話しです
まだ少しはニーズがあるようです。

その車を物を想いを

次の方へ次の趣味を開始される方へ

                                   しぶちん




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