レストア日記

ABARTH RECORD MONZA 750 Bialbero

2009年07月03日 | レストア日記


なんとも長ったらしい車名でありますレコモン!本日無事に生還致しました!

いやはや時間がかかりましたね。。。
板金屋さんの引越しも重なったのもありますし、職人さんもこればかり
かかっていると商売にならないのもありますが・・・よーやく戻りました!
(M君、なるべく・・なるべくだよ納期を守ってよぉー^^;)


今回のメイン作業はフロントウィンドウとサイドウィンドウの交換でした。

この車が積載車に載ってやってきました。
僕は車に乗り込みエンジンをかけ降ろし、ほんの数十メーター動かし
店内に入れました。

その印象はエンジンがどうのこうの~では無く
動かすと同時に室内にガシャガシャと盛大な軋み音で
本当に驚いた。

車から降り、ボディを揺するとミシミシ、ギシギシと。。。
その原因の大半はフロントガラスにあったのです。


・フロントウィンドウ・・・アクリル製、傷多く曇り

・左サイドウィンドウ・・・アクリル製、傷だらけ、平面、寸法メチャクチャ

・右ウィンドウ・・・・ガラス製、傷だらけ

入庫時の状態です。
フロントウィンドウは外側からはシーリングされかなりアバウトでしたが
付いていましたが、手で押すとアクリルが暴れ、インナー側の化粧モールも
なんとか引っかかっていますね状態。(モール内部からっぽ)
車体を揺するとウィンドとボディ、内部モールが干渉し合いミシミシいいます。

左サイドウィンドウはかなりきついアールが付いて収まるようなのですが
切りっぱなしの平面のアクリルが付き、当然の事ながら、ウィンドウを
上まであげるとドア上部屋根モールに当たり、隙間だらけでした。

唯一、オリジナルと思われる(違うかも)右側はガラスであったが
派手に削った後に上下の際についてしまったような線傷だらけでした。

折角めんこい車なのでこのウィンドウのせいで極端に見栄えが
悪かったのもありますが、まずこの状態ならば正直乗れたもんじゃない。

ということで某所からフロントウィンドウ(リプロ新品)を譲ってもらいました。
「合わないかもよ~」というセリフに僕も正直、駄目だろうなぁ~
と思っていましたが(手作り車だからねぇ)ピッタンコではありませんでしたが
なんとか収まりそうな気配♪

内部モールの装着もあり下請けさんにお願いした次第です。

ボディを左程、苛める事無く、なんとかツジツマを合わせてもらい
フロントウィンドウガラスが装着されました!

このクリアーな視界!!!!

あ~見違えるとはこのことよ!

内側のモールまでアルミでした~これはKIで剥離しリペイントしました。
これを付けるのも相当苦労したのでした。

そしてサイドウィンドウ

これはドアを閉めた状態ですが、このように綺麗に収まってます。

このようにアールが付いています。

この1枚を(右を入れれば2枚ですが)作るのに「型」の作成に
始まり、何度もトライ&エラーを繰り返したM君です。

うまく行ったと思うと、そり返しがあったり、ゴムにちゃんと当たらなかったりと~
なかなか手強い作業だったと。

たかがガラスですが、この3枚の交換でこの車は何倍も
綺麗に見えるようになり魅力的に変身しましたね!

今回の交換作業に伴い、部分加修や小さな傷のタッチアップなども
ありピカピカっす!

これは交換に出す前の作業ですが、弊社でヘッドライトの交換や
ライトリムの修正、ホイルハウスやフレームなどの塗装剥がれ錆びなどを
落としシャシー周りを仕上げてます。

魅力的なダッシュボード、メーター、ハンドルなど~

2

最後にルームミラーを付けるF君

可愛いオチリ!

そのオチリをパコンと持ち上げる。。。

「いやん恥ずかしいっ(#^.^#)」レコモン

「ええやないか!な、ええやろぉ~ウシシシ・・」僕

「お、お、おまえ!ええエンジン載せてんなぁ~(ハート)」

以上

レコルトモンタでしたっ!




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