つぶやきしぶちん

こんばんは

2010年03月18日 | つぶやきしぶちん


生き物の話

「関学の主」

関西学院大学の話です。

甲東園駅から坂道を登り、通っていた中学、高校をやり過ごすと突き当たる。
そこに関学がありました。

この大学には沢山の思い出があります。

子供たちにとってこの大学のキャンパスはまさに遊び場でありました。
それは小学校、東京から越した5年せいから通い
中・高校生になっても、まぁ~良く遊びに行ったものです。

小学校の頃は、キャンパス奥にある乗馬クラブ?の脇を抜け
裏山に入ると、そこにはクヌギ林があり、クワガタやカブトムシが取れました。

確か左奥の方だったかと思うが大きな池があり、そこも遊び場でした。
ザリガニやカエル釣って楽しみました。

中学、高校になると、軽音楽部?のライブや大学祭を見たり
学食を食べに行ったりと。
当時、憂歌団のライブなんかも関学で見ましたねぇ~懐かしいです。

幼い僕には大学生が大人に見えて、素敵なキャンパスだったので
憧れ的なものがありました。

ここでのエピソードは沢山あるのですが
今日は、小学校。。。いや中学だったろうか?強烈な思い出をひとつ。

「カエル釣り」と書くと皆さんカエルは釣るの?と思われるかも知れませんが
手や網で捕まえる事もあるでしょうが、その頃は釣っていました。
その池は広い池で深さもあり、池の中に入るような感じではありません。
夏場、池には沢山の睡蓮が浮かんでいました。
カエルは手の届く距離にはおらず、この睡蓮の上にいたり葉の間に
隠れていたりします。

沢山の種類があるカエルですが僕らが狙っているのはウシガエル
という大きなカエルです。

長い竿を用意します。
糸の先には3方に出た鋭く大きい針、餌はそこらの葉っぱでも
バッタでも何でも良かったのです。針先に目立つモノを付け、睡蓮の
上をピョンピョンと生き物のように見せかけ、動きをつけます。

すると、隠れていたカエルがおそらくトンボやバッタ、蝶などと
勘違いして飛び掛ってくるんですね。
針にかかれば、そりゃ~面白い、巨大なカエルですからね!
ヒキがいいんですよ(笑
大きいやつは大袈裟では無く20cmくらいはあったかも。

この遊びにはN君という先駆者がおりまして、彼が師匠でありました。
ウシガエルで何をするかと言いますと彼はそのカエルから
骨格標本を作るという凄いワザを持っていたんですね。
釣りのノウハウから標本までのエキスパートです(笑

確か薬品に漬けて肉を溶かし骨にするんだ!とか言ってましたよ^^;;

僕は虫も好きでしたがカエルや亀、ザリガニなんかも好きでしたが
流石にウシガエルを家に持ってカエルと怒られます。
なんせデカイし、普通、気持ち悪いですから、、、そして何より
とんでもなく大きな声で鳴くカエルなのです。
まさにウシのようにモウ~モウと。

ですので僕は釣る行為が楽しくて捕まえては逃がしてました。

ある日、いつものようにN君と二人で釣りを楽しんでいた僕です。
彼は浮き板があるカエルが日向ボッコをするその場所で
僕は彼から少し離れた奥側の睡蓮の場所でした。

その日は少し曇り空で、アタリも無く諦めかけた頃でした。
睡蓮の間からニョキリとカエルが顔を出したのです!
しかし、その大きさたるやハンパネェー!
今までに見たことも無い大きさでした!

僕は慌てながらも、そのカエルを釣り上げようと、竿を振ったのです。
あぁ~悲しいかな届かない、距離があり過ぎます。

しかも全く反応しません。じっとしています。。。

ドキドキと胸があり興奮状態の僕。
N君を大声で呼ぶ。

「凄いのがいる!!早く来て!!」もう半泣きであります(笑)

なんどもトライしても届かないし、反応しないカエル・・・

そのうちにカエルを良く見ると、なんだかいつものウシガエル
とは感じが違うのに気がついたのでした。

「あれ??なんだぁ??」

僕はその時、信じられない事に気が付きました。

「カエルじゃない、亀だ!」

カエルと思っていたのは信じられないほど大きな亀の頭だったんです!
その顔はドス黒く、目の周りは幾重ものシワがありギロリと瞳は
僕らを見ていた。
飛び出したカエルの目じゃなくガメラの目ですっ!

「ひいぇあゃゃ~~~」N君は何とも言え無い悲鳴を上げた。

怖いのである。

怖さを感じる大きさだったんです。
僕はもうカエル竿を振るのを止め、その亀を見ていた。

何度か、亀はこの池で見ています。
ある意味、カエルやザリガニより亀を捕まえればポイントは高いです。
少し大きな亀もいましたがせいぜい20cmくらいでしょうか。

ウシガエルのより頭が大きい亀です。
幼い僕らには2mくらいあるウミガメに見えていたでしょう(笑)

実際は6~70cmでしょうか。
それ以上かもしれませんが、まぁその当時、見たことも無い淡水の
亀の大きさだったのです。

見つめる僕らをニラミつけながら、その亀は瞼を閉じゆっくりと池に
潜って行ってしまった。

N君の網を持つ手が震えていました。
僕も足がガクガクしてました。

凄いのを見てしまった・・・・
捕まえれるわけ無いじゃん。
夢なのか・・・

あれは何だったんだ・・・・

                ・

それから、あの亀をもう一度見たくて何度と無く池に通った
僕らでしたが、二度と見ることは出来ませんでした。

手を大きく広げて

「こ~~~んなに大きな亀だったんだ!」

僕らは友達にも家族にもその話を何度もしたんだけど
誰も信じてくれなかった。

「あの池にそんなに大きな亀がいるわけないだろう」と。。。

池遊びが大好きだった僕らだけが見た真実でした。

あれは池の主だったに違いないと今でもそう思っています。

亀は万年と言われますが。。。

あの亀・・・まだ生きてるかな。

 
                                しぶちん




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