つぶやきしぶちん

今日の札幌は雨

2009年11月14日 | つぶやきしぶちん


今宵は「つぶやき」など~

仕入れの話です。

彼の地かのエンスーカー輸入は相変わらずのユーロ為替もあるが
海外でも人気の車種は極端に安くなく輸入コストや入荷後の整備など
含めると決して安くは収まらないのが現実です。

最近はなんとか国内である程度、仕入れが出来ている
KIでございます。

ヤフオクや個人サイトからの買いも時々ありますが
やはり知っている方からの仕入れがある意味一番安心と
申しますか、しっくり行きます。

少し前ですが「いぶし銀の2000ベルリーナ」を仕入れました。
即売れていまいましたが。

オーナーさんは僕の友人です。
その車を彼が購入した時から知っている個体でした。
彼は複数代ジュリアを持っておりそのキャリアは僕よりも
遥かに昔からアルファに乗っており、いわゆるベテランさんです。

数年前からこのベルリーナの機関部分の仕上げに取り掛かり
自分でコツコツ直していました。
昨年には車検も取り、キャブレター調整には数ヶ月(笑)もかけておりました。

今回、彼から「俺のベルリーナどうよ?買う?」と持ちかけられました。
金額は車の程度から考えると適正価格と感じました。
いわゆる楽しんだ分は良しとして、僕に託す感じでした。
誰に売ってもいい、少しでも高く~という事であれば、時間は
かかるかもしれませんが、いくらでも彼は出来たはずです。

もちろん業者に売るという、手離れの良さや決済のスピーディーさも
あるでしょうが、それよりも「KIさんでいいオーナーさんがつけば」という
想いもあったかと思います。

ジュリアキチガイが拘って買い、拘り抜いて彼なりに仕上げたベルリーナは
やはりいい車だった。
早速、問い合わせが入りすぐに決まったのでした。

スタートラインが低めに設定して下さったので売価も車の状態を
考えると安い価格設定が出来たと思います。

道外からお客さんが来店され、車を見て、そして乗って凄く感動をされたのでした。
僕は嬉しくなってその様子を後日彼に伝えたんです。

そうすると彼は目を細め
「そう言ってくれると嬉しいよなぁ」って言いました。

ベテランさんであろうとやはり自分が気に入り出がけた車が
買われる方から喜ばれ評価されると本当に嬉しいものです。

そう言えば、アバルト風にモディファイされた500もウルトラ
ベテランさんからの買取でした。
彼からも数台、買わせてもらっていますが、今回のベルリーナ同様
いい感じに手を入れてくれた500を安価に譲ってもらいました。

こちらも早々に決まりました。
安く買えたぶん、購入されたオーナーさんはあれだけ手が入っている
チンクを安く手に入れることが出来たのでした。

「良い車を買わせてもらいましたと」僕は彼にメールしましたが
やはり同様に「そう言ってもらえると嬉しいです」とお返事下さいました。

さて僕はどうなんだろう?

僕も変わりないんです。

KIで仕入れ、それを買われた方ががっかりされずに、喜んでもらえたら
それが喜びであり、仕事に対する情熱の源なのです。

ベテランさんもKIも一緒。

ショップとしても展開はしていますが、僕らで仕入れ僕らで手がけた車が
全国に旅立ってゆく。

そして喜んでもらえる。

それが一番いいじゃない。

たとえ同じ車でも、プロデュースの仕方(で加修や整備、美装や果ては
価格設定まで)いい車も最悪にもなりうるのです。

ここ数年は、長く続けているからこその出戻りも多く、とても仕入れ面では
助かっていると言えます。

僕らが売った車ですので、まずはどういう車か良く知っている訳です。
オーナーさんが手放す理由は色々なケースがありますが基本ラインは
「またKIさんへ戻します」という感じで声をかけてくれます。

KIで販売した車では無いけれど、お付き合いを通じ、手放す車があるが
どうでしょう?とか、友人が売りたい車があるのですが買いませんか?
などと輪が広がっています。

これは彼の地から輸入や全く知らない方から買うのとはまるで違い
やはり信頼関係の中でのやりとりゆえ、いい取引がいつも出来ています。

この車を一生乗るぞ!と決めていても、年齢とともに興味対象が変わり
他の車に乗り換える事もありますし、ステップアップとして、次の車を
狙う方もいます。
また、若い頃は想像も出来なかったように家族が増え、環境が変わり
趣味の車から一歩引き、しかし、ファミリーカーとしつつも自分好みの車へ
の乗り換えを検討したり。

または、一時的に、旧車から卒業し仕事に専念もありますし
資金を自宅建設に~などもある事でしょう。

いい車、いい旧車を所有しそれを維持し続けている人は凄いと思う。
では、売ってしまった人はどうなのだろう?

僕は思うに、その一定時期の間、その車と過ごせたある期間は
無駄な散財しただけの期間なのでしょうか?
いえいえ違います。

その時間にはかけがえの無い思い出があり、夢があり、経験があった
残ったと思うのです。

60~70年代の名車を体験出来た事実はいつまでも消えないと思います。
自分が所有してた間、楽しみ(まぁ苦しみもありますわね)沢山の
思い出を作り、その車が次のオーナーさんが同じように、楽しむわけです。

いい車を身近に置いた「その時間」はどれだけ心を豊かにしてくれることでしょう。

所有し続けるのも素晴らしい、でも車は今は無いが「その時間」を持っている
人も素晴らしいと思います。

現代は何を持っているか?が一つの価値基準になるのかもしれません。

でも、何を経験してきた人なのか?
どんな時間、人生を送ってきたのか?
地位や名誉や持ち物では正直何にも感じません。

僕は車が好きで、旧車が好きです。
でもその前に人が好きなんだ。

心豊かに穏やかに、そして古い車が大好きで。。。。

家族が大切で、仲間が大切で、大きな夢を共有するスタッフ達がいて。

管理人




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